【N-VAN修理事例】バックドア板金&ハイマウントストップランプ脱着のコツ|コスパ重視の実費修理レポート

本日の作業場ブログは、N-VANのあちこち板金修理のご紹介です!

メインはバックドアの鋭い凹み修理、そしてフロント&リアバンパーのキズ修復。
すべて「実費修理」ということで、できる限りお財布に優しく、でも仕上がりは妥協なし!をテーマに進めていきました。


🔧 バックドアの凹み修理

メインのご依頼は、バックドア上部の角と中央部にできた鋭い凹み。

バックドアガラスに近い、プレスライン上の深く鋭いへこみ

中央部のへこみは緩やかだが、複合した手のひら大のへこみ

通常ならへこみ箇所に近いガラス脱着を行っての修理が基本ですが、今回はガラスを外さずに引き出す方法を選択しました。

接着剤で専用ツールを引き出しつつポンチングし整える

ガラスは少しの負荷力で割れるリスクがあるので、思い切った板金はできません。慎重かつ繊細な板金で進めていきましょう。

まずは接着剤による引き出し板金でスタート。


専用タブに接着剤をつけ、引き出し→ハンマリングを繰り返して徐々に形を戻していきます。
タブの位置は都度調整し、鋼板の「戻り具合」を見ながら慎重に進めます。

小さなタブを接着し、簡易的な工具で引き出さす

中央部のへこみは緩やかだったため、小タブで簡易的な引き出し作業を実施。

中央部のへこみ板金はほぼ仕上がりました

角のへこみは、接着剤の限界まで何度も引き出し でもだいぶ戻ったと思います

この段階でフラットな面がほぼ復元しました。

角部のへこみについては溶接板金に切り替え。

大まかなへこみが戻った分、溶接に粗出しもスムーズに優しい引き出しで完了です

接着剤引き出しで下地を整えたことで、ガラスに負担を掛けずスムーズに粗出し完了です。


⚙️ 下地処理・パテ成形

粗出し後は全体をサンディングし、均し板金 → パテ前下地整え → パテ研ぎへと進行。
この工程で、目視と触感の両方で面を確認しながら「波打ちゼロ」を目指します。

微細な凹凸を均しながらパテ前の下地をと移行

中央部はほぼサンディングのみで下地完了

塗装に際しての付属品の取り外し作業。

ハイマウントストップランプの取外しはムズい

ハイマウントストップランプの脱着はコツがいります。六ケ所の爪を数本のへラやリムーバーで隙間を確保し外します

N-vanのハイマウントストップランプの取り外しはかなり難易度が高いです。単純な取り付け方式ですがヘラやリムーバー工具を工夫して取り外す必要があります。

 

さて、同時進行で、追加ご依頼のフロントバンパーのガリキズ・リアバンパーの小凹みも修理。

フロントバンパーは角のガリキズ

リアバンパーは中央部に複数キズ・へこみが点在

荷物の出し入れの際の傷でしょうかね 少しへこみもあります

バックドア角のパテ研ぎ作業

バックドア中央部のパテ研ぎ作業

フロントバンパー角のパテ研ぎ作業

リアバンパーのパテ研ぎ作業

リアバンパーは範囲が広いため、一度脱着しての作業です。


🎨 サフェーサー~塗装工程

下地が整ったらサフェーサーを塗布し、乾燥後に研ぎ均してフラットな面を出します。
その後、足付け・マスキングを施し塗装準備完了。

バックドアの塗装はクイック塗装+小範囲修理で対応。
クリアぼかしは4段階グラデーションで、ぼかし際が限りなく自然に馴染むように仕上げました。

乾燥後は塗膜肌調整へ。
耐水ペーパーで塗装肌を均し、新車塗装のようなツヤと質感を再現していきます。


地味な作業ですが、この一手間が完成度を左右します。


✨ 完成・ビフォーアフター

すべての部品を組み付けて、ついに完成!

全箇所しっかり元通りです。
バックドアもバンパーも、交換修理不要・低コストで新品同様の仕上がり!

ひどいへこみだったバックドア角のビフォーアフター

ビフォー

アフター

この度は数あるお店の中からマースガレージをお選びいただき、誠にありがとうございました。
今後ともどうぞご贔屓くださいませ(^^)/

※現在、作業場が大変混み合っており、お見積もり後すぐのご入庫はできない状況が続いております。
修理・施工をご希望の方は、ご予約をいただいた順にご案内しておりますので、あらかじめご了承のほどお願いいたします。

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