本日の作業場ブログはアルファードのウィング塗装劣化修理のご紹介です。
ボディの塗装は問題ないですが、ウィングだけが真っ白にクリヤが破壊されていました。
今回は劣化部分の範囲を全て削り落として下地を再構成させていきます。
マースガレージではボディの劣化修理のご相談は多数お受けいたしますが、皆さんだいたい「できるだけ安く」をご希望されます💦(今回の修理ではそう言ったご要望ではありませんでしたが^^;)
しかし塗装ハゲ、塗装変形の修理は板金塗装修理の中でも難しい修理に位置付けされます。
劣化状態により作業の工程が非常に複雑に変わってきます。(例えば一部分が劣化している場合、またブリスター・チョーキングなど理由がはっきり分からない塗装変形トラブル)
なので、ご予算や劣化状況によっては仕上がり後のリスクが多数あり、それをご理解いただいた上でご入庫いただいております。
この様に劣化が顕著に進んでいる場合は、クリヤー部分を全て除去してから作業して行くことになりますが、逆に今回のように全体に劣化が激しい方が作業工程が少なくなる場合が多いです。
特に顔料が使用されるカラーリング(赤などの有彩色)の劣化は難易度リスク共に高い気がいたします。
状況によっては、作業時間が数倍変わる工程を踏むことになるのでキズヘコミを直す修理とは違う事をご理解いただく必要があります。
さて前置きが長くなってしまいましたが、作業を進めて行きます。
劣化したクリヤ層を除去して行きました。劣化がしっかり進んでいる方が除去しやすいため、部分的に劣化している場合よりもスムーズに作業が運びます。
サフェーサーをハイソリッドに塗布し、しっかり乾燥させた後研ぎ均しましてマスキング。
塗装後は急激な焼き付けはせず、ヒーティングとクーリングをゆっくり繰り返し乾燥時間を取ります。
肌調整を行います。
耐水ペーパーで順に番手を細かくしてまいります。
コンパウンド掛けを3工程経て、再びヒーティング&クーリングし塗装面をより締った状態へ持っていきます。
塗装変形が無い事を確認して完成です!
綺麗に鏡面ブラックに仕上がりました☆
この度は数あるお店よりマースガレージをお選びいただきましてありがとうございます!!!今後ともご贔屓に!(^^)!
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