カムリの右リア側面とバンパー板金塗装!塗装範囲を工夫して修理費用を抑える

本日の作業場ブログは、カムリのボディ板金塗装修理をご紹介いたします!

今回のメインとなる損傷箇所は、右後方側面のスリキズとヘコミ。

リアドアからリアフェンダーにまたがる損傷で、リアフェンダー側はバンパー付近まで続く、比較的広範囲のヘコミとなっています。

不幸中の幸いだったのが、リアバンパーにはキズがなかったこと。

ここは助かりました^^

そして今回は、もう一箇所。

フロントバンパー左角にもキズとヘコミがあります。

こちらは一見するとリア側より小さな損傷に見えますが、意外と変形が大きく、こちらも修正工程が増えそうな感じです。

それでは、まず右後方側面から板金スタートです!

リアフェンダーのヘコミを引き出して板金

まずは損傷箇所全体をサンディングし、状態を確認していきます。

確認してみると、リアドアとリアフェンダーの高さに若干のズレがあります。

さらにホイールアーチ部分にも変形があるため、今回は部分的に直すだけではなく、全体的に少しずつ引き出して高さを合わせていく必要がありそうです。

まずはホイールアーチのドアインナー部分。

ヘコミの位置にワッシャーを溶着し、専用工具で引き出して板金していきます。

7箇所ほど等間隔にワッシャーピンを溶着し、ライン状に引き上げながら少しずつ形を戻していきます。

↓

このように、全体の高さがほぼ揃ってきました。

その後、全体をプーラーで整えながら、同時に均し板金も進めていきます。

大きな変形を一気に戻すのではなく、周囲との高さや面の状態を確認しながら少しずつ整えていく工程です。

板金が終わったところで、パテ前の下地を整えます。

フロントバンパーも加熱修正で形を復元

続いてはフロントバンパーの修正へ。

こちらは樹脂パーツなので、まずは加熱しながら表面のヘコミや変形を整えていきます。

変形によって出っ張ってしまった部分を押し戻し、逆にへこんでいる部分を適正な位置まで戻していくイメージです。

こちらもパテ前の下地が整いました。

それでは、右リア側面とフロントバンパー、それぞれパテを施工していきましょう。

 

 

パテ整形からサフェーサーまで、じっくり下地作り

こちらがパテを研ぎ終わったところ。

実はここまでにも、パテを盛っては研ぎ、確認してまた盛って……という工程を何度か繰り返しています。

このあたりが結構時間のかかる作業なのですが、作業中はなかなか撮影する余裕がありません^^;

120番手から400番手のサンドペーパーを使い、面を整えていきます。

ということで、毎度ながら研ぎ終わった状態です。

 

続いてサフェーサーを塗布。

サフェーサーも同じく、研ぎ進めながら最終的な微細な歪みを整えていきます。

ここでは600番手から1000番手のサンドペーパーを使い、塗装前の下地を完成させます。

塗装範囲を工夫して材料費を抑える

ここからはいよいよ塗装工程。

まずはマスキングを行い、塗装範囲を足付けしていきます。

今回の塗装では、パネル全面を塗るのではなく、プレスラインやクリアーのぼかしがしやすい形状を利用して、必要な範囲に絞って仕上げます。

これは単純に「塗る面積を小さくする」というだけではありません。

塗装範囲をどこで区切るか、どこまで色を入れて、どこからクリアーをぼかすか。

パネル形状やプレスラインを見ながら、自然に仕上がる範囲を決める必要があります。

こうすることで、近年高騰している塗料の使用量を抑えることができます。

材料費が上がっているからといって、そのまま修理費用へ上乗せするのではなく、できるところは工夫して価格維持につなげる。

これも、お客様へのご負担をできるだけ増やさないためのマースガレージの工夫のひとつです。

もちろん、塗装範囲を絞ればすべてが簡単になるわけではありません。

むしろ、乾燥後の塗装面やボカシ部分の肌調整など、仕上げには手間と時間がかかります。

そのあたりは、できるだけ効率よく作業しながら、最後はしっかり手を掛ける。

企業努力で何とか乗り切っております^^;

ただ……材料費の高騰、本当に歯止めが利きませんね。。。

乾燥後の肌調整と磨きで完成!

というわけで、塗装がしっかり乾燥したところで最終仕上げへ。

塗装面やクリアーのぼかし部分など、それぞれの状態に合わせてサンドペーパーで整えていきます。

その後、コンパウンドで磨き上げ、塗装肌もしっかり調整。

こうして補修した部分を周囲の塗装面へ自然に馴染ませていきます。

右リア側面、そしてフロントバンパーともに、きれいに仕上がりました✨️

ビフォーアフター

側面before

側面after

バンパーbefore

バンパーafter

今回のように、損傷の状態に合わせて板金方法を工夫し、さらに塗装範囲も適切に設定することで、必要以上に修理範囲を広げず、費用を抑えた修理が可能になります。

もちろん、車のカラーやパネル形状、損傷状態によって最適な修理方法は変わります。

「できるだけ費用は抑えたいけれど、仕上がりも妥協したくない」

そんな場合も、車両の状態を確認しながら、できるだけご希望に沿った修理方法をご提案させていただきます。

この度はご依頼いただきありがとうございました!!

今後ともよろしくお願いいたします^^


※現在、作業場が大変混み合っており、お見積もり後すぐのご入庫はできない状況が続いております。修理・施工をご希望の方は、ご予約をいただいた順にご案内しておりますので、あらかじめご了承のほどお願いいたします。

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