本日の作業場ブログは、クラウンのフロントフェンダー板金塗装修理のご紹介です!
今回のご依頼は、フェンダー付け根付近のヘコミ修理。
もともとフロントバンパーまで損傷していましたが、すでにバンパーは新品交換済みとのことで、今回はフェンダー単体での板金塗装作業です。
バンパーと接合する位置の変形は、外見以上に内部へ影響することが多く、精密な位置出しと整形が求められます。
見た目よりも時間と手間を要するタイプの修理です。
まずは接着剤による引き出し板金からスタート。
接着剤を用いて鋼板を引っ張り出し、ハンマリングを繰り返しながら少しずつ形状を整えていきます。
この方法は溶接を使わないため、鋼板への熱ダメージを最小限に抑え、金属疲労の少ない優しい板金が可能です。
バンパーとヘッドライトとのフィッティングを確認しながら作業を進めていきます。
引き出しが完了したら、均し板金と下地形成へ。
写真取り忘れましたが、フェンダーを外し、内側の骨格部にも微調整を加えています。
次に塗装の下地となるサフェーサー塗布工程。
厚めに吹き付け、乾燥後に微細な凹凸を均一に研ぎ出し、滑らかな下地面を整えます。
いよいよ塗装へ。
今回はパネル形状的に「小範囲グラデーションクリア塗装」で対応可能と判断しました。
フェンダー全体を塗らず、色味とツヤの境目を丁寧にぼかしていきます。
クリヤー層は4工程に分けて粘度を徐々に下げ、ぼかし際が残らないよう慎重に仕上げます。
その後、塗装部とぼかし部をペーパー研磨して最終仕上げへ。
結果、ぼかし跡がまったく分からない自然な仕上がりに。
損傷範囲やパネル形状、カラーリングにもよりますが、条件が合えばこのように小範囲塗装で高品質かつコストを抑えた修理が可能です。
今回も無事、美しく復元完了!
お選びいただきましたお客様、誠にありがとうございました!
修理・施工をご希望の方は、ご予約をいただいた順にご案内しておりますので、あらかじめご了承のほどお願いいたします。
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