本日の作業場ブログは、ラッシュのボンネット塗装をご紹介いたします。
今回のご依頼は、ボンネットの塗装劣化修理です。
写真の様に劣化が進み塗装が剥げ始めており、さらに自家塗装もされていたため、修理の難易度がかなり高めです(>_<)。
また、劣化の影響でわかりづらいのですが、雹の被害も確認できたため、ヘコミについても簡易的に修正していくことにしました。
さて今回のような塗膜変化による症状は、劣化症状や自家塗装に使用されたスプレーの種類状態によっては料金や仕上がりが大きく変わる場合があるので、損傷の確認やオーナー様へのヒアリングが非常に重要な事柄になります。
では作業開始です。
1ヘコミ箇所の板金作業
まずは雹によるエクボ状のヘコミから修正開始です。
専用タブをエクボ中央に接着して引き出し、平坦にしていきます。
ある程度なだらかになったら、いよいよ劣化部分の処理へ移ります。
2自家塗装の除去
自家塗装の除去にはラッカーシンナーを使用します。写真の様にペーパーウエスにシンナーを浸して自家塗装のエリアを覆います。
塗膜が柔らかくなったらスクレーパーで慎重に剥がしていきます。その後、ボンネット全体をサンディングし、下地を整えていきます。
3板金箇所へのポリパテ施工と下地処理
板金箇所にポリパテを施し、均一に整えます。
均一に整え終えました。
サフェーサーを塗布し、下地が完成したら研磨作業を行い、滑らかにして平坦に仕上げます。
かなり分厚く塗布した下地を再び時間をかけて研ぎ均し、ひずみを無くし平坦へと進めます。
4塗装と仕上げ
そして綺麗に塗装が仕上がりました☆
加熱乾燥後は、プツ取りと塗膜調整に移行します。
耐水ペーパー掛けは、800番→1000番→1500番→2000番→2500番→3000番と順を経て丁寧に。
ここからはコンパウンド粗目~細目~極細と3工程を経て仕上げて行きました☆
ツルピカに完成☆
最後は外したパーツを組み上げて、最終完成です!
今回時間と手間暇かけて劣化&ヘコミの跡型は全くなく綺麗に完成です!!!
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