先日、お得意様よりうれしい差し入れ頂いちゃいました!!
プリンの差し入れ🍮美味しくいただきました~!(^^)!ありがとうございます!
さて本日の作業場ブログは、CX-8のリア事故修理のご紹介です!
今回の損傷は結構大きく凹んだバックドアとリアバンパー。
さほど大きなエリアのヘコミではないのですが、結構鋭利に凹んでおります。
バンパーは凹むと少し戻る性質があるので分かりずらいですが、板金では難しい症状で、通常の修理では、ドアとバンパー共に取替です。
しかし今回はできるだけご予算を抑えてのご依頼ですので、全て一切交換せずに修理していく提案をさせていただきました!(エンブレムやクリップ類の価格の安いパーツのみ交換です)
①バックドアの深い板金修正
まずはリアゲートガーニッシュを外します。(この外す作業も結構大変な作業)
外してみて改めて難しいヘコミ様だと実感しますね💦
バンパーの方は一部亀裂はあり穴が開いてしまっています。
かなり苦戦しましたが板金が完了。
全体的にサンディングしました。完全復旧は無理ですが、角の位置折れた個所の復活はできました。
②ガーニッシュの亀裂変形修正
さて、ガーニッシュの方もこの様に歪んで割れています。これも交換せず直します。
加熱修正し、ジワリと曲がりを整えつつ亀裂部分も、元の様に合わせます。
プラスティック溶接して一旦薄く削り落としました。
その上からエポキシ樹脂で補強を入れます。
フラットに面を削りここからはパテ下地を整えます。
③ガーニッシュとバックドアのフィッティング調整
バックドア、ガーニッシュをある程度パテ修理した後、仮合わせを行いながらそれぞれの高さを合わせる。
かなり復活してまいりました!
フィッティングもまずまずOKです。
バックドアの裏側の簡易修理を進めます。
④バンパーの亀裂ヘコミ修理
まずは外す前に装着した状態で加熱修正。
細かな修正は外して裏側からアクセスするとして、ある程度の形状を整えました。
今回難しいのはこの樹脂の素地との境目のV字ゾーン。
地味に深く凹んでさらに割れており、形を整えるのに時間がかかりそう。
うん、時間かかりそうですが、スポットで熱修正し細かな整形を行えば行けそうです。
形がある程度整えば、裏側に強力な専用ボンドで補強を入れます。
さてさて、何とか形が整ってきましたよ!
パテを4回ほど重ねてデリケートな形を丁寧に整え終えました。
⑤インナー塗装と塗装前のサフェーサー下地作業
ドア裏はスポットで塗装。
バンパーのサフェーサー塗布&整え完了。
バックドア&ガーニッシュも同じく完了。
⑥それぞれ個別に塗装し&組付けから磨き仕上げへ
リアバンパーは上下あるのでまずはカラードの上から塗装。
そして下側、これは素地(色がないプラスティック本体の素材)なのでそれと同じような仕上がり塗装へ。
塗上がり後は艶があり黒が際立ちますが、しばらくすると艶が引いて自然な素地の質感に戻ります!(完璧な質感には戻りませんが、グラデーションにシボが移りだすように工夫します)
バックドア、ガーニッシュもそれぞれ肌調整磨きを終え組付けてきます。
組付け完了し、エンブレムは新品に貼り替えです。
⑦仕上がりビフォーアフター
と言う訳で結構な時間がかかりましたが、綺麗に仕上がりました!
■後ろ正面から
大きなヘコミや亀裂、全く分からなくなりました。
■斜め上から
バンパー素地部分は修理箇所はシボがなくなりますが周辺のシボをグラデーションに表すように仕上げましたので自然な仕上がりです☆
■バンパーの内側
内側や境目のヘコミも時間をかけて綺麗に復旧。
■バックドア裏
ドア裏は痕跡が残りました。ご予算次第で目立たなくすることも可能です。
と言う訳で、今回取替修理の1/4から1/3ぐらいと言う破格な料金で完成です!!
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