作業場・プライベート共にばたばたとしており、久しぶりの投稿となりましたが、よろしくお願いいたします!
本日の作業場ブログでは、リピーター様からご依頼いただいたトールの板金塗装とボディコーティング施工をご紹介します!
損傷箇所の確認
今回の損傷箇所は、右フロントドアの縁部分に大きなヘコミが発生したケースです。
お客様によると、ドアを開けた状態で後退中に接触してしまい、写真のようにドア縁が折れ曲がってしまった損傷となっています。
一般的にはドア交換が必要な損傷ですが、マースガレージではこの程度のヘコミなら交換せずに綺麗でお手頃価格で修理可能です!
板金作業の工程
まずは、ドア縁を元の位置に戻しつつ、並行してヘコミ部分の板金修正を進めます。
粗板金では、縁を慎重に戻しながら、プレスラインや周辺部の形状を丁寧に整えました。
はい!この通り、大まかなへこみを戻すことができました!
今回は、ドア裏側からのアクセスと、ドア表側からの優しい引っ張りで、ここまで復元しました。
ここまで復元できれば、次の工程であるパテ処理とサフェーサー下地作業に移ります。
パテ盛り→削り→サフェーサー塗布を繰り返し、最終的に塗装前の下地が完成しました。
塗装の工程
今回の塗装範囲は、カラーリングの違和感を抑えるためにリアドアまで広げています。
トールの赤いボディは色止まりが悪いため、明度調整塗装を加えた3コート仕上げで進めました。
スライドドアまで塗装エリアを伸ばし、コストを抑えつつ自然な仕上がりにするため、カラーとクリヤ塗布面積を調整しました。
写真のようにスライドドアを開いて塗装を進め、それぞれのパネルを離して塗装を進めました。
スライドドア側のクリヤ塗布の面積を少し少なくする事で、材料や部品脱着作業コストを削減しなおかつ綺麗に自然な仕上がりになるように工夫しました。
塗装が終わった後は、「肌調整」と呼ばれる工程で塗膜を研ぎ均し、さらにバフ処理でオリジナルのような塗装に仕上げます。
この作業により、塗装の輝きと滑らかさが一段と際立ちます!
部品の再組み付けを終えたら、板金塗装の工程がすべて完了です。
ビフォーアフター
Before: ■(修理前の写真)
After: ■(修理後の写真)
損傷箇所はもちろん、カラーリングや塗装面も元通り!修理痕が全くわからない仕上がりになりました。
続いてボディコーティング施工へ
仕上げとして、ボディ全体にガラスコーティングを施工しました。この作業で新車のようなツヤと輝きを取り戻します!
この度も、数あるお店からマースガレージをお選びいただきありがとうございます!!!またのご利用をお待ちしております(^^)/
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