本日はパオの腐食修理のご紹介です。
約30年前のお車になります。さすがに下回りを中心にボディの錆が進行して、穴がポコポコ開いてきておりました。
特にひどい箇所はコチラ。左側のサイドステップ(ロッカパネル)。
よくよく見ればあちらこちら内部で腐食が進行しプクプク膨れ上がって来ております。
反対側のクォーターパネルも。。。白い部分は恐らく錆止めをDIYで行われた跡だと思います。
ルーフは一部分が腐食。
今回は全部を補修するのはかなり高額となるため、腐食の進行が極めて激しい左側のロッカパネルの腐食修理中心に、その他は出来るだけ小範囲に目立つサビ処理を行い塗装もスポットにて行うご提案とさせていただきました。
ではまずロッカパネルから着手いたしましょう。
大穴が開いてしまっているドアの内側部分を少し掘り起こして行きますと、、、
わーぉ(>_<)サビサビ状態です。
もはや鋼板の跡形もなく、内部の腐食広がりはかなりの広範囲と予想いたします。
補修跡のパテがぽろぽろ落ちてきます💦
前回の補修時に錆落としをせずにパテを盛られていた模様です💦
厳しい💦💦
この部分だけでもこの範囲の腐食が進んでおりました。
見た目以上に激しいですね。
その他の錆もこの様にどこまでも広がっております。
カットしてしまおうとも考えたのですが、お客様のご予算がありますので、ここからはハンマーで振動を与えながら、適当な棒で穴を探ってみて腐食破片が落ちて来なくなるまで除去いたします。
もろい部分は完全除去し、ここからは防錆処理を行います。
錆落としが出来ない内部や素材むき出し部分は、黒錆化させて腐食の進行を抑えます。
通常はスタッド板金なんかで鋼板の裏側の腐食防止処理するのですが、この様に真っ黒になりました。
これで腐食の進行はだいぶ抑えられると思います。
ルーフの一部分は本来はルーフレール外して処理したいところですが、このレールを外すにはかなり大変な作業が付随し、天井の内張なども外さないといけません。
腐食穴は開いておりませんので、見える部位だけの処理に留めます。(ご予算のご都合で)
さて、ロッカパネルの大穴をふさぐ修理へと移行いたします。
今回はカットした大穴をどう塞ぐか色々考えた結果、エポキシ系の超硬化するパテを使用いたします。
原価40グラム2500円と、通常のパテ100倍近い高価なパテを使用します。
扱いも難しいし、硬化もかなり時間がかかりますが、鉄板と同じ強度いやそれ以上の負荷に耐える事が出来ます。いつもはスムージングなどで使用しているものになります。
これを2個投入し、丸二日間自然乾燥を置きます。
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