マツダのソウルレッド系キャンディ塗色(41Vと46V)は難しいのか?ブロック塗装で塗る☆CX-5

昨日ご入庫いただきましたお得意様からうれしい差し入れ頂いちゃいました!!

いやぁ、でかい!ハンドボール、よりも少々小さいぐらいですがめちゃでかいザボンでしょうか、頂いちゃいました~!

明日定休日なので早速いただきたいと思います!いつもありがとうございます!!!

 

本日の作業場ブログはCX-5の側面小さな凹み修理のご紹介です。

先日から少し高彩度のカラーリングが続きますが、今回はマツダのキャンディレッドカラーです。

損傷は左リアドアからリアフェンダーに続くキズはごく浅く、薄傷がほとんどです。

しかしリアフェンダーはうっすらヘコミがあります。

ドアミラーにも薄傷があります。

今回はドアミラーとリアドアはキズケシで、リアフェンダーのみ塗装するご提案で進めます。

 

ソウルレッドはカープのヘルメットにも起用されたカラーリング

さてこのキャンディレッドはソウルレッドと呼ばれる、3コートのレッド。広島カープ色にも起用されたソウルレッドです。(ヘルメットのカラーリング)

修理工程①まずは、ハンマリングで表面の凹凸を均します。

このソウルレッドには、従来からある41V(ソウルレッドプレミアムメタリック←カープオリジナルカラー)と、比較的最近新しく出た46V(ソウルレッドクリスタルメタリック)の2種類あります。

キャンディ系のカラーは全体的に、「色が合いにくい難易度が高い」などとよく言われおり、修理する際も高額な金額だと言われます。

しかしマースガレージでは、今までのキャンディ系カラーの難易度はそれほど難しいカラーリングではなく、むしろ難易度は低く思っていました。

ですが、今回のCX-5は後者の46Vになります。

46V 専用キャンディレッド塗料

46Vはちょっと今までとは異なりそうです。

従来からある41Vやその他トヨタ 3U5などに関してはこれまでにあった比較的単純なキャンディレッドだったのに対し、46Vは少々難易度が上がったように感じます

どういった点で難易度が高く感じたかは、後ほど説明いたします。

46Vは専用塗料や特殊メタリックが使用されている

まず、使用されているメタリックがより粒子の小さなアルミが使われ、なおかつ表面と透かしがより立体的に映りだすように粒子配列されるカラーに変化しています。

立体感が際立つ粒子が細かいアルミが使用されるメタリック塗料。

46V専用のキャンディレッド塗料。

また、カラークリヤ塗料は今までのようにクリヤベース塗料に発色の良い赤を混ぜることによって調合するのではなく、46Vは専用のキャンディレッドを用意しなければいけません。

なので、46Vは塗料代として通常のカラーリングより多少高い料金にはなります。

修理工程②キズを均しサンディング。

46Vの塗装難易度は高いのか?

さて、それでは色合いの調色や、小範囲塗装は難易度が高いのか?

今回は小範囲塗装ですが、小範囲塗装での難易度は通常範囲の難易度よりも高いと思われるので、今回の内容は通常範囲塗装でも通ずる内容です。

修理工程③サフェーサーをスプレーパテ状に塗布し、面をさらに均していきます。

今回は、できるだけお安くご提案のため、ドアは塗装せずブロック塗装で進めて行きます。そして、塗装範囲もプレスラインを利用し少しでも小さな範囲で整えてまいりたいと思います。

修理工程④パテ仕様のサフ下地を研いで凹凸を滑らかに。足付けマスキングを終える。

さて、サフェーサーの研ぎ均し、足付け、マスキングまで完了しました。

カラーテストピースを塗装します。写真はキャンディレッドを塗装する前段階です。このようにオレンジ系のメタリックに仕上がっています。

これにキャンディの塗り重ね量を調整して色合わせを行っていきます。

調色はこれまでのキャンディ系レッドと同様割と合わせやすいのでブロック塗装の難易度は低いと言えます。メタリックも一種類で構成されています。

修理工程⑤メタリックベースを塗布。

写真はまずメタリックベースを塗布したところです。

ぼかし際のメタリック配列が少し乱れ不自然です。メタのぼかしに関しての難易度はこれまでより難しい。粒子が小さいので通常はボケやすいのですが、微粒子平並びメタは粗目同様にいやそれ以上に難易度は高いように感じました。

メタリックぼかし際を、ナチュラルなメタ配列に並べるコツ

これにキャンディレッドとメタのブレンド配合を順に2工程追加して合計5コートにしてようやくボケが仕上がります。(追加2工程に関しての順序は塗りエリアをぼかし側に移動していきます。そうしないと余計に赤味の濃淡が出やすいです)

修理工程⑥カラークリヤ―(キャンディレッド)塗布までを終える。

では、何度もメタリックを塗り重ねるのだから、プレスのボケに関しては目立ってしまうのではないかと思うかもしれません。

しかしこれは、塗装前にレベリング材(ぼかし塗料)+クリヤ塗料を濃い目に都度スプレーしながら、違和感ないように仕上げると完璧に目立たなく仕上がります☆(これは結構難易度高いですが小範囲塗装をこれまで何度もやってきて極めたマースガレージの得意技です)

一度色確認します。

少しオレンジが濃い状態。もう一回半ほどキャンディを塗布してみましょう。

修理工程⑦カラークリヤ―を再度塗装後、隣接パネルとの色確認。

カラークリヤーを塗り重ねて赤青味を調整して行きます。

それでは最終のクリヤ塗装を施しましょう。

修理工程⑧本番クリヤーを塗装し、隣接パネルとの最終確認。

ほぼ同じ色味に仕上がりました。

修理工程⑨耐水ペーパー800番手から300番手まで順を追って塗装した面を研ぐ。

塗装後は塗装した箇所全体を研ぎ均し塗膜肌調整へ。

研ぎ均した後の撮影をすると、なんだか青っぽく見えますが、光の屈折の影響でしょう。透明度が低い分、メタベースのオレンジが際立たないのだと思います。

ここからはコンパウンド磨きへ。

デリケートなエッジ部分を先に粗目コンパウンドで手磨きします。

修理工程⑩バフ研磨作業を中乾燥をしっかり置きながら時間をかけて行う。

その後、全体的に、粗目→細目→超微粒子で仕上げます☆

 

【まとめ】総体的にキャンディカラーの難易度の高さと料金は?(マースガレージ独自の見解)

従来からあるキャンディレッドカラーの難易度はそれほど高くなく、マースガレージではホワイトパールと同等価格で施工頂けます。

しかし、今回の46Vに関しては少し難易度は上がっており、塗料も専用のものが必要になるので少し修理代は高くなると思います。

キャンディ系より2コートでもっと難しいカラーはが多数あります。難しいカラーリングは大きなエリアでの塗装が必要になるので、その分、小範囲でのご提案が出来なくなくなり結局費用が上がります。

という事で、まとめますと「マースガレージではキャンディカラーはホワイトパールレベルでの小範囲塗装可能46Vに関しては小範囲塗装は可能であるが少し材料費が高くなる。」このようなご提案になると思います。(同じ大きさの損傷でもカラーリングによってはキャンディレッドの方がお安くなることがあると言えます。)

 

はい!と言う訳でブロック塗装で綺麗に完成。

ドア部のキズはキズケシで綺麗になりました☆

ドアミラーもキズケシで綺麗に消えました☆(カメラの映り込みで凹んでいるように見えますがへこんでません。撮影が下手でスミマセン)

 

この度は数あるお店からマースガレージをお選びいただきましてありがとうございます!!!今後ともお車の事は是非お気軽にご相談くださいませ(*^_^*)

 

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