有彩色オレンジメタカラーのブロック塗装☆イグニス

本日の作業場ブログはイグニスのデコボコヘコミ修理をご紹介いたします。

さて今回の損傷は左フロントドアの手のひら2つ半程度の軽度なデコボコです。

目立つヘコミはそれぞれ小さいですが、ドア中央部中心にヘコンで出っ張って、下側へ緩やかに歪が走ります。

横から見ると分かり易いですね。

これを修理して行きます。

小さなデコボコ&エリアが広い板金作業

まずは板金から参りますが、ヘコミの深い部分をスポットでサンディングします。

溶接し点出しで緩やかに引っ張りハンマリングします。

横からヘコミの様子を確認。粗出しで下のヘコミをもう少し出します。

下側の緩やかな部分だけ少しだけエリアを広げ削り粗出しを繰り返します。

粗出しを終えたら、フェザーエッジにサンディングしさらに溶着電流を絞って細かな凹凸を均します。

横から歪を確認し、パテを乗せて行く準備に取り掛かります。

一度修理塗装されている塗膜はチジミ(塗装トラブル)が出やすい

パテ研ぎが完了。一度塗装されているパネルなので、チジミが出ない様特に慎重にフェザーエッジへ研ぎ均しました。

サフェーサーを塗布し、塗装前下地を整えて行きます。

サフェーサー周りの最終歪抜きと下地が完了。ここも慎重にフェザーエッジを整えます。

さて、足付けを行って塗装へと移行します。

粗メタの淡い有彩色は難易度高し

今回、オレンジ系少し平並びメタリックで明度は中間、塗装では割と難しい部類です。

しかもなるべく安価でのご提案ですので、フロントフェンダーとはブロック塗装です。(ブロック塗装とは、色がバッチシかかる部分の隣接パネルは塗装しない)なので色をしっかり合わせないと違和感が出る仕上がりになります。

さらに彩度の高いカラーでなおかつ粗目の立体感の出る平並びメタリックは、メタリックのボケ処理が難しいです。ぼかし工程を3回分けると違和感なく塗りあがりました。(光が当たる個所がかなり煌めきがある為、写真では色が途中で違うように見えますが。)

ぼかした箇所もメタリックの方向はしっかり馴染んでいます。

さて、ブロックの色の差は大丈夫でしょうか。

こちらも色見濃さ大丈夫です!

乾燥を終え、簡易的な肌調整へと参ります。

ぼかした箇所とプツを削ります。

最終3000番手の耐水ペーパーで研ぎ均し終えました。

コンパウンドバフ掛け(粗目→極細)で面を削ります。

という訳でお安く綺麗に仕上がりました☆

(フェンダーまで塗装すると、約1.4倍ほどの料金が上がりますので。)

有彩色系メタリックの塗装ポイント

今回小範囲での作業となりましたが、有彩色にかかわらずカラーメタリックの塗装は、メタリックをぼかすエリアが十分に必要だと改めて感じました。

特に側面塗装の場合、横方向は一定に保たれた明度なので、アルミ粒子の方向が崩れやすいぼかし部分の濃淡の差が出やすいですね。上下方向より横方向のエリアに意識し、塗面積の確保は大事です。

調色は時間をかけるとそこそこ合わせる事は可能です。

 

■仕上がり

before

after

 

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