本日の作業場ブログはリピーター様キャリートラックの様々な作業諸々をご紹介いたします。
今回のご依頼は①リアマッドガードの板金塗装②フロントバンパークイック修理③ヘッドライトのキズを目立たなくする④キーレスエントリーシステムの不具合修理。4つの作業を順にやって行きます。
ボディの一部分リアマッドガード板金
まずは今回のメインとなる左リアマッドガードのゆがみヘコミ。
荷台の下に溶接でくっついている個所を大きく損傷。
中々とゆがんでいますが、このパーツはボディにくっ付いているため簡単に取替できない箇所になります。
板金フックでゆがんだ個所を引きながら上方向にずれ込んだ個所をハンマリング。
位置を変えながら引き出しハンマリングし形を整えます。
最後2方向から引き出しつつスライドハンマリング。
大まかな板金が完了です。ここからは当て板とハンマーで微調整板金。
最後はパテ作業へ。
裏表がどちらも外面となるパネルなのでしっかり板金し、パテは一回で終えました。
サフェーサーを厚塗りします。
さらにラッカーフィラーで面を均しました。
フロントバンパースリキズ下地作業
バンパーの方のキズは結構深いえぐれキズ。
サンディングしました。
えぐれの深い上側はパテを入れ、
サフェーサー塗布し、研ぎ・足付け・マスキングまで完了。
それぞれ塗装して仕上げる
バンパーは小範囲塗装。
マッドガードはそれ自体が小さい面積ですので全面塗装。
マッドガードの裏側も塗装☆
しっかり乾燥後はクリヤぼかし際の処理です。
しっかり磨いて旧塗膜となじませる。
はい!大きなヘコミがこの様に切り絵に元通りです!
バンパーも小さな範囲で格安元通り☆
ヘッドライトスリキズはクリヤー筆塗で目立たなく
ヘッドライトのキズはサービス施工(お代を頂かない)ので少しマシになる程度だと思ってください。
ササクレが白く目立ちます。
その部分に塗装で余ったクリヤーを筆塗。
ずいぶんと目立たなくなりました!!
社外品のキーレスエントリー不具合修理
そして最後にお客様が他店で取り付けになった社外キーレス。左側のドアだけロック・アンロックしないと言う不具合です。
ドアを分解し確認すると、後付けでアクチュエーターモーターとロッドがロックワイヤーに接続されていると言う組まれ方で、本来真っすぐなロッドを加工し曲げて作動するように設置されています。
もともと、パワーロックも付いていない車種であるし、内張りの形状やドアの機能仕組み上この様な位置に設置するしかなかったのでしょう。(確かに他に設置できそうな箇所はない)
さて不具合を探って行きます。
モーター配線に電気信号はあるのにアクチュエーターが作動していません。原因はモーターが死んでいるようです。
まずモーターを新品に交換ししっかりと作動することを確認いたしました。
では、なぜモーターが逝ってしまったのか。
原因はこれです。
ロッドとワイヤ―接合部のネジが取り付けステーに思い切り干渉しています。
これによって作動に負荷がかかりモーターが壊れた可能性が高いです。
ネジを外し、留め向きを変えたりしますが、この場所は内張りとの隙間がほとんどなく、少しでも向きを変えると内張がハマりません。
ステーを外しロッドも外し、ワイヤ―接合も外して分解します。
ネジの付け根をサンディングし短くすることに。
取り付けました。
当初と同じ位置に取り付ける形となりましたが、ネジの出っ張りがなくなりスムーズに干渉しなくなりました。
最後内張つけて動作確認
空きました!
閉まりました!!
という事ですべて無事完了いたしました!!
この度もマースガレージをご利用くださいましてありがとうございます!!!今後ともマースガレージをご贔屓くださいませ(^^)
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