本日の作業場はリピーター様 パオの腐食簡易補修ペイントが完成です☆
今回ご相談いただいた個所は、カウルトップ部の錆。
よくよく確認すれば、ウィンドウモールの裏側に広く腐食が広がっている可能性があります。
しっかり補修しようと思えば、ガラスを脱着し錆びている個所を補強するか、腐食がひどい場合はパネルカット交換と言う高額な修理になる可能性があります。
今回はお客様とご相談させていただき、できるだけ安くとのご依頼で、ガラスは外さずにできるだけ腐食部を取り除き出来る範囲で補強を加えていく内容で進めます。
まずは試しに腐食の周りを圧をかけてみるとこのように穴が開きます。
恐らくはゴムモールの内側はかなり腐食が進んでいる可能性があります。周辺のゴム淵も同じように圧をかけて穴が開かないか確認します。
少し離れた箇所も怪しい部分を発見。
この部分も削り補強を入れることにいたします。
このようにウィンドウガラスモールの内側に回った水分で腐食が進んでいるのかもしれません。腐食部をできる範囲で徹底的にサンディングするとどんどん穴が大きくなります。
ご予算があれば、ウィンドウを外してしっかり修理した方が間違えなく良いでしょう。
腐食穴からパネル裏側に黒錆加工を施しその後はエポキシ樹脂でしっかり補強いたします。
補強後サンディングしゴムモールの段を合わせます。
その後はパテで面を整えます。
さて、サフェーサーで下地を構築し塗装へ移ります。
塗装は小範囲で仕上げていくことにいたします。
純正色はモノコートのソリッドですが、クリヤー仕上げの2コートで仕上げます☆
はい！今回はゴムモールをできる範囲でめくりあげ、負荷を与えて脆そうな個所は補強入れましたので、これで様子を見ていただくことにいたします！
旧車を乗っていくためにはこういう腐食修理はつきものです。ご予算もあるでしょうから、それぞれのオーナー様の最良をご提案できればと思います！！
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