【研磨を抑えたコーティング施工例】Y30セドリック|年式の古い色替え車にナノフィルコーティングを施工

マースガレージでは、1月下旬よりこれまでにご予約をいただいておりました
ボディコーティング作業を順次スタートしております。

本日の作業場ブログは、
Y30型セドリックのボディコーティング施工をご紹介いたします。

こちらのお車は、半年以上前からご予約をいただいていた一台。
長らくお待ちいただき、誠にありがとうございます\(^o^)/

車両は懐かしさ漂うY30セドリック。
色替えされたレッドのソリッドカラーが非常に美しく、
直線基調の重厚なボディラインと相まって、存在感のある一台です。


① 年式の古い色替え車、研磨を最小限にする判断

ボディ状態を確認すると、
ボンネット・ルーフなど上面は比較的きれいに再塗装されている一方、
サイドパネルやバンパー類には、年数相応の劣化が見受けられました。

オーナー様からは
「できるだけ研磨を抑えてコーティングを施工してほしい」
とのご要望。

年式の古い車両や色替え車の場合、
研磨をかけすぎる=塗膜が剥げるリスクにも直結します。

そこで今回は、
クリアー塗膜をできるだけ残しながら、質感を活かす施工
を前提に進めることにいたしました。


② 下地作りは妥協しない|洗車・鉄粉除去と研磨の使い分け

とはいえ、
下地が整っていなければコーティングの定着や仕上がりは期待できません。

まずは丁寧に洗車を行い、
鉄粉・付着物の除去から作業をスタート。

研磨工程では、パネルごとに状態を見極めながら作業を分けます。

  • 再塗装されている上面
     細目 → 極細 → 超微粒子と工程を踏み、しっかり下地を整える

  • サイド・バンパー類
     手作業とギアアクションポリッシャーを使用し、
     超微粒子コンパウンドで最小限の調整に留めます

「削らない」=「何もしない」ではなく、
必要なところだけ、必要な分だけ整える(細微なキズの角を取る)
これが今回のポイントです。


③ ナノフィルコーティング3層施工の考え方

下地が整ったところで、
いよいよナノフィルコーティング施工へ移ります。

ナノフィルコーティングは、
ガラスコーティングの中でも膜厚がしっかり確保できるタイプ

マースガレージでは、
これを3層に重ねて施工しています。

特徴は、
膜厚で“覆う”というよりも
塗装面に密着し、塗膜の質感を活かしたまま保護性能を高めること。

今回のような
年数が経過した色替え塗装車両との相性も良く、
無理のない仕上がりが期待できます。

施工時はパネルごとに状態を確認しながら、

  • 塗装が薄い箇所

  • 劣化が進んでいる箇所

では塗布量を微調整し、
ムラが出ないよう慎重に進めていきます。

ガラスコートを塗り込む

たっぷりの熱湯で加水分解を促す

固く絞ったウエスと乾いたウエスで、素早く丁寧に余剰分拭き取りガラスコート層を均一化そして定着させる。

乾拭きで仕上げる。この作業を小パネルずつ、ボディ全体3回繰り返す

各パネルごとに塗り込みを行った後は、
定着のタイミングを見極めながら丁寧に拭き上げていきます。

作業は素早く、しかし雑にならないよう慎重に進め、
ボディ全体で最終的に3層のコート層を形成させます。

この拭き上げの判断を誤ると、
艶感や被膜の安定性、耐久性に影響が出てしまうため、
一面ずつ状態を確認しながら確実に仕上げていきます。


④ 研磨を抑えた仕上がりと、Y30セドリックの艶感

全体施工後は最終チェック。

艶感・反射・塗装の表情を確認し、
問題がないか細かく見ていきます。

正直なところ、
側面の一部、劣化がかなり進んでいる箇所については
大きな効果を期待するのが難しい部分もありました。

それでも全体としては、
Y30セドリック特有の直線的で重厚なボディラインに、
レッドソリッドカラーの深みと艶がしっかり戻った印象です。

研磨を最小限に抑えつつ、
塗装の質感を活かしたコーティング仕上げ。

年式の古いお車やオールペン車両でも、
状態に合わせた下地作りとコーティング選択を行えば、
無理のない美観維持は十分可能です。

長期間お待ちいただき、誠にありがとうございました。
大切なお車の施工をお任せいただき、心より感謝いたします。

※現在、作業場が大変混み合っており、お見積もり後すぐのご入庫はできない状況が続いております。
修理・施工をご希望の方は、ご予約をいただいた順にご案内しておりますので、あらかじめご了承のほどお願いいたします。

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