本日の作業場ブログはフィット全塗装の途中経過をご紹介いたします。
今回のご依頼はボディ全体の①色褪せ②クリア剥げ③ボディリフレッシュの3点のご依頼で作業を進めて行っております。
赤色のボディは、年数がたつと退色しピンク色に変わってきます。尚且つボディのクリヤ層チョーキングが始まると塗装の寿命です。
特に有彩色のカラーリングは顔料が主成分となり紫外線の影響による退色が最も出やすいカラーです。
今回はルーフパネルの劣化が酷く、こちらは主にクリヤ劣化です。
左側が劣化した塗装面で右側が、劣化したクリヤを削り落とした様子。
このクリヤ劣化は年数経ったボディに良く見られる塗装はげの状態です。
写真ではわかりづらいですが、赤色によく見られる退色とは紫外線を受けて色褪せし、ピンク色のように変色するのが特徴です。ボディの上面がピンク色に変色しています。
クリヤ劣化の部位は全体的にクリヤを研ぎ落とし下地を再構成いたします。
削り落としたボディにサフェーサーを塗布し塗装前下地を整えます。
下地を研ぎ均し塗装工程へ移ります。
今回は3回に分けて塗装していく予定です。
まずは最も劣化のひどかった、ルーフを中心に、バックドア、フードパネル。
なぜか、ボンネットはクリヤ劣化も退色も少ないので、元の塗膜を利用して再塗装を進めます。
簡易的に取り外せるパーツは外しますが、フロントウィンドウガラスやルーフアンテナ等は脱着が困難なためマスキングで進めて行きます。
さて、塗上がりました☆☆
有彩色は、色止まりが悪く特に下地の明度が極端にあるとかなり分厚く塗装しないといけないため、明度調整塗装を最初に塗装してからカラーベースを塗装します。
乾燥後は、完全にクリヤ塗膜が締まる前に全体にペーパーを入れ塗膜肌調整を行います。
塗装が塗りたて状態から、見た目オリジナルに近い仕上がりになります。
この作業は地味に手間暇のかかる作業工程です。
そしてコンパウンドバフ掛けを2工程行います。
という事で、まだまだ先は長いですが引き続き頑張って作業進めマース!側面&バンパーの塗装へ続きます♪~
コメント