本日の作業場は少し前の作業で施工いたしました、ヘッドライト修復のご紹介です。
今回の修理はかなり酷い劣化による黄ばみとクラッキング。
劣化によるクラックがかなり広がっており、完全に綺麗に回復は難しいでしょう💦ただ多少のクラッキングは残りそうですがそこそこの透明度には戻ると思います。
今回施工のヘッドライトは軽四のハロゲンライトです。車両保険修理の際にサービスで施工作業させていただいた工程でして、通常の実費修復では軽四ハロゲンライトなどの場合、新品取替の方がお安い場合がございます。
しかし車種やグレードによっては、プロジェクター機構やLEDの複雑な構成のヘッドライトなど、取替すれば片側10万円またはそれ以上の高額なヘッドライトも多くあります。その場合にヘッドライト修復をご依頼いただいたらよろしいかと思います。
では作業開始いたしましょう!
かなり酷いクラッキングですので60番手のかなり粗いサンドペーパーをかけてまいります。
60番の粗さはかなり深いので扱いには注意が必要です。
通常の劣化クラックは、ヘッドライトの形状の外側に近い箇所に発生することが多いですが、今回はかなり深い部分まで細かく広がっている様子。
そして、ヘッドライトに付着した液体の様な型に沿ってクラックが発生している様で完全な回復は難しそうです。
そこそこ削れたら、80番手のサンドペーパーで目消し。こちらも慎重に進めて行かないとヘッドライト表面が平均的に削れない為、かなり慎重な作業と時間のかかる作業です。
そして120番から240番でさらに目消しを行い、一旦傷クラッキングの確認です。
まだだいぶ残っております。
そうするとまた60番手からサンディングをやり直ります(+o+)
どうでしょうか。ほぼクラックは確認できない状態まで仕上がりました。
この時点で確認できなくとも小さなクラックは恐らく透明度が上がれば出てくるでしょうが、現状確認できるのは下側に残る深いクラックのみで一先ず粗削り作業はここまでといたしましょう。
240番手からは320番→400番→600番→800番→1000番→1200番→1500番→2000番→3000番💦
と、それぞれ丁寧に進めます。この作業は手間を省くとレンズにそのまま結果が残りますので一工程につど時間をかけて行います。
完了すればポリッシング工程です。熱研磨をなるべくかけずに、これも時間をかけて進めます。
最後は、ヘッドライト専用ペイントで保護コート致しまして完成です☆
before
after
どうでしょうか、仕上がり後は少しクラックは残りましたが、透明度は新品のように見違えり透明度も回復いたしました☆
今回の作業は、かなり手間暇がかかりますので、場合によりましては新品取替の方がお安くなる場合もございますが、輸入車のヘッドライトや、プロジェクタータイプの高価なヘッドライトの場合は是非おススメできる作業でございます。
※施工が可能な状態のライトと施工できないライトがありますので、現物を確認させていただいてからのご提案になります。
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