本日の作業場ブログは、セレナのあちこち板金塗装、ボディリフレッシュ作業のご紹介です!
今回のメインの損傷は左リア側面。
スライドドアの大きなヘコミとサイドシルのヘコミ。
ついでにバックドア、そしてリアバンパーのへこみ修理で、ボディの目立つキズへこみを一掃させていただきます。
まずはメインのスライドドアとサイドシルの板金から進めてまいりましょうか。
スライドドアは下部の塑性変形による弾性変形がドア中央付近まで広がり、通常は取替修理となるのが通例ですが、、、これも板金でご提案です(^^)! 復元できます!
まずは深いヘコミエリアを溶接板金していく準備を進め、スタッド溶着で面を整えていきます。
どこから引き出していけば鋼板に無理なく進めていけるのかが毎回悩ましいポイントです。深いヘコミから進めて行って良いわけではなく、パネルのデザイン(プレスラインの位置等)によって都度状況が変わります。
今回は深いヘコミを出してから進めることにいたしましたが、場合によっては鋼板が無理な変形して弾性変形エリアが広がる場合があるので探りながら進めて行きました。
ドアの粗出し板金を終えると、ドア中央部に広がった弾性変形も自然と戻りました。
続いてはステップの板金へ。
この大きさのヘコミぐらいであればステップ部の板金は、ドア板金の様に繊細にならなくても大丈夫です。形状を戻すことを考えながら点付溶着板金で進めてまいります。
粗出しが終われば、バックドアとリアバンパーの板金へ移ります。
リアの方は側面に比べ小さい範囲ですね。
しかし、バックドアは縁のゆがみがあるのとバンパーは押されているため、バンパーのインナーの損傷も少し心配です。
溶着板金の為、溶接位置をサンディング。
鋼板の伸びもなく、プレスラインの引き出しまでわりとスムーズに進めて行けました。
均し板金も終え絞りも完了。少し離れた箇所にエクボを見つけたのでこちらも処置。
サイドシル、スライドドアも板金が完了。
続いてはリアバンパーの変形修正です。
後ほど塗装の際にバンパーは外しますが、熱修正はつけたまま進めます。
形が整いました。
サイドシル、スライドドア、バックドア、バンパーのパテ作業が完了。
バンパーはよく見るとあちこちに傷や小ヘコミなどがあり、気になった個所は全てパテを入れて行きました。
サフェーサ塗布が完了し、まずはバンパーから塗装を開始しますんで取り外して下地とマスキングを進めます。
サフェーサーを処置したエリアの他にも小傷などがあったためラッカーパテで均しました。
はい!綺麗に塗装が完了☆
そしてバックドアの内側のヘコミは、目につかない箇所なので、サービスで塗装だけ行っておきました。
スライドドア、サイドシル、バックドアの塗装準備。
それぞれサフェーサーを研ぎ均し、足付けしてマスキングまで完了です。
さて、濁しパールを2回挟んで合計5コートで塗りあがりました☆
乾燥後は簡易的な肌調整を施し組み上げて完成です!
■側面仕上がり①
深いヘコミが全くなくなりました!
■側面仕上がり➁
ドア中央付近のゆがみも分からなくなりましたね🎵
■リア仕上がり①
へこみはまったくなくなりました☆
■リア仕上がり➁
気になっていたキズヘコミ綺麗に全て無くなりました!!!
この度は数あるお店からマースガレージをお選びいただきましてありがとうございます!!!
今後ともマースガレージをご贔屓くださいませ(*^_^*)
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